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断熱の重要性

断熱の住宅における大切さについては、近年ますます注目が集まっています。日本は四季がはっきりしており、夏の暑さや冬の寒さ、さらには梅雨や台風など、厳しい気象条件に晒されています。このような環境下で、日本人が安全かつ快適に暮らし、同時に省エネルギーや環境負荷の低減を達成するためには、住宅の断熱性能向上が不可欠です。断熱について考える際に外せない存在が、断熱材として近年広く用いられているウレタン(正確にはポリウレタン)です。その歴史や進化、将来に向けた意義も含めて、詳しく解説します。

断熱の役割と住宅への影響

住宅に断熱が必要か、という問いは、今日ではもはや愚問です。断熱の最大の目的は、外部と内部の熱のやりとりを極限まで減らすことにあります。これにより、冬場は室内の温かさを逃がさず、夏場は外の熱気が室内に伝わるのを防ぎます。

日本では依然として冬季のヒートショック(温度差による心疾患など)が多く、高齢者の入浴事故なども起こっています。結露やカビの原因も、住まいの「断熱・気密」の甘さが大きな要因です。逆に断熱性能の高い住宅は、室温差が少なく温熱環境が安定し、家族の健康にも良い影響を与えます。

冷暖房の効率が上がることで消費エネルギーが減り、CO2排出量も削減されます。つまり現代の住宅において「断熱」は快適さだけでなく、エネルギーコストの低減や地球環境保護とも直結する、極めて重要な要素なのです。

ウレタン断熱材の歴史

断熱材にはグラスウール、ロックウール、セルロースファイバーなど多くの種類がありますが、その中で突出した性能を発揮するのが「ウレタンフォーム」です。ウレタンフォームは1940年代にドイツで基礎技術が誕生し、アメリカで発泡断熱材として実用化されました。当初は軍事利用や冷蔵庫断熱などに使われていましたが、戦後の高度経済成長とともに工業的な量産が進み、多様な用途へと展開されていきます。

日本では1970年代のオイルショックと省エネ意識の高まりを受け、住宅用断熱材でもウレタンフォームが本格的に普及し始めました。とくに耐久性、断熱性、加工性に優れ、住宅だけでなく冷蔵・冷凍倉庫、車両やタンクの保温材などとしても活躍しています。

ウレタン断熱の特長と進化

ウレタンの大きな特長は、他の断熱材と比較して極めて高い断熱性能です。発泡ウレタンはその構造上、無数の気泡(セル)が閉じ込められており、その中の空気が熱の移動を遮断します。さらに「現場発泡」式の吹き付けウレタンは、複雑な構造や細かな隙間にも密着して施工でき、繋ぎめや隙間のない一体的な断熱層を実現できる点も優れています。

かつてはフロンガス(CFC、HCFCなど)が発泡剤として使われていましたが、環境への配慮からノンフロンや低GWP(地球温暖化係数の低い)発泡剤へと転換が進んでいます。またフォームの密度やセル構造の改良、施工技術の進歩によって、断熱性能は一層高まっています。

さらにウレタンフォームは防水・防湿性にも優れています。従来の繊維系断熱材が苦手とする水分や湿気にも強く、床下や壁内の結露リスクを大きく減らします。また長期的な耐久性も高いため、メンテナンスの手間やコストが抑えられます。

今後の断熱住宅の展望

現在、日本の住宅では高断熱化が社会的な要請となっています。2013年改定の省エネルギー基準、さらにはZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の普及により、住宅の断熱・気密性能は年々向上し続けています。住宅の多様化も進み、二世帯住宅・狭小住宅・長期優良住宅など形態も様々ですが、どのような住宅にも共通する「基盤」として断熱材が欠かせません。

今後の断熱住宅のキーワードは「高性能」「健康」「環境配慮」です。ウレタン断熱材は現行の基準を大きく上回る断熱性能を発揮でき、「厚みが薄くても高性能」であるため、室内スペースを損なわず設計自由度が高まることも利点です。また、今後はリサイクル材の利用や発泡剤のさらなる低環境負荷化といったサステナブル技術も問われます。

さらにIoT技術と組み合わせ、住宅全体の温湿度をモニタリングしてAIが自動で最適運転する「スマート断熱住宅」の時代も訪れつつあります。ウレタン断熱は、こうした高度な住宅においても「シームレスな気密性」「さまざまな壁構成や複雑な形状に追従できる柔軟性」などの面から中心的技術であり続けるでしょう。

結論

断熱住宅の大切さは「単なる住まいの快適性を高める」だけにとどまりません。家族全員の健康、低炭素社会の実現、エネルギーコスト削減、そして持続可能な社会への価値貢献。ウレタン断熱は、その全ての要請に応える強力な武器です。

今後はさらに環境対応やリサイクル案件、長期耐久性やメンテナンス性の向上などをクリアすることで、ウレタン断熱は次世代住宅における“ベーステクノロジー”となることでしょう。四季を通じて快適・健康・安全に暮らすために、そして未来の子ども達のためにも、断熱・ウレタン技術の意義と発展への努力はますます重要になっています。

事業内容

 ◾️現場発泡ウレタン断熱

   

  建築物結露断熱工事

  

  木造住宅断熱工事

  冷蔵倉庫棒熱工事

​  耐火被覆工事

  耐火不燃コート吹付工事

 ◾️内装工事一式

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◾️人工芝施工工事

  人工芝販売

◾️エクステリア工事

      フェンス工事

 

      ウッドデッキ工事

 

    テラス工事 

      外構工事一式、その他

​◾️断熱事業 

 旭有機材株式会社

​ 積水ソフランウイズ株式会社

​ 日清紡績ホールディングス株式会社

 倉敷紡績株式会社

 アキレス株式会社

​ 日本パフテム株式会社

 ハンツマン・ジャパン株式会社

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​◾️外構工事  取引会社

 三協アルミ

​    YKK AP株式会社

​ センスティグループ株式会社

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​◾️技能実習生受入組合

 協同組合 事業交流広島センター

​ 

株式会社アイフォーム



現場発泡ウレタン断熱工事 株式会社アイフォーム  
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